工場のセキュリティを考えた時に、まず考えなければならないのは出入りの問題です。通常の事務所であれば社員の出入りをチェックしていればいいのですが、工場ではトラックが乗り付けて物品を入荷し、出荷する作業が頻繁に発生します。運送会社のトラックドライバーも、地域の担当というものがあるので頻繁に入れ替わりはしないのですが、それでも部外者が日に何回も社内に入ってくる状況は変わりません。その扱いをどうするかで、必要のないチェックをするかしないかが分かれてくるのです。

進められるやり方としては、担当が代わる要素は諦めてドライバーも認証してしまう事です。この人であるならOKとするために社員のようにICカードを持ってもらい、毎回リーダーに通すかタッチしてもらって確認します。こうする事でデータとして入退室の情報が残り、何かあった時に追跡出来るセキュリティの向上が望めるのです。全体的にセキュリティを上げる事も重要で、特にその工場でアルバイトやパートタイマーが多い場合にはそれらの人への教育もしておきましょう。

会社員として働いた事のない人は、基本的な社員教育を経ていないため、その意識が低い事があります。毎回うるさく言う必要はなくても、一度講習会の形でものやデータの扱いを教えてしまえば、一定の効果は認められるはずです。罰則が実際に定められていなかったとしても、周知される事は効果を与えるため、そこだけ厳しめに言っておいても良いかもしれません。

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